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輪中への出張整体紀行

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2023.03.27

施術の間

輪中への出張整体紀行

2023.3.26付
【滋賀県甲賀市の小波津式整体施術なら】
いしやま整体サロン連載ブログ第56回
『木曽三川輪中への出張整体紀行』

 今年より 春知りそむる 桜花
 散るといふことは ならはざらなむ
          つらゆき

 老境に入ってからは『古今和歌集』と『源氏物語』を、夙に日々の糧として楽しんでいる。いずれも大冊の「新編日本古典文学全集」(小学館)である。今年に入り立春の頃から、古今和歌集の和歌を自由自在に日々チョイスしては、それに似合うであろうとおぼしい美しい季節写真とともにFacebookへ投稿させていただいている。共感される熱心なファンの方々からは、いいね超いいね、またコメント・メッセージ等を頂き厚く感謝申し上げるとともに、これからも一首一首に篭められた、千古の昔に生存されていた有名無名の多くの歌人たちの心もように想いをはせて、慎ましやかに齢を積み重ねてゆきたいものと希っている。全集の素読や通読もいい、朗読をAudibleで静聴するのもいい、また自ら声を発して朗唱朗詠するのもいい。四季折々の風光に応じて、自身の気が向く方法で、千年の昔に生きていた当時の現代日本人でもあった、今は亡き故人たちの心に宿った想いをしっかり共有できれば最高の幸せであろう。

長島一向一揆、輪中の地で訪問施術

 先日の昼下がり、そのようなことをぼんやり考えていたときに、愛知県海津市の方から訪問施術依頼のメールと電話を頂いた。日程調整の打ち合わせを済ませて、昨日になって新名神高速道と伊勢湾岸高速道をマイカーで湾岸長島まで往復した。木曽三川いわゆる木曽川・長良川・揖斐川という三大河川が合流して、伊勢湾に流れ込む河口部の中州にあたる輪中エリアである。古来より台風や大雨による大水害に見舞われた土地である。小中学生時代の教科書にも載っていたと記憶するが、大水害による増水で逃げ場を失った住民たちは、そうしたときの脱出用にと玄関入り口の軒庇に小舟を吊りかけていた。いまとなっては懐かしい吊り舟の写真をアップしたので御覧頂きたい。戦国時代には織田信長勢による伊勢長島一向一揆殲滅で、残酷な仕打ちを受けた輪中地域でもある。急性期的な五十肩で苦しんでおられるTさんへの施術を、しばらくは一週間の間隔をおいて施術当日は午前10時と午後2時の2回行うことになっている。

木曽三川(きそさんせん)公園と御千代保(おちょぼ)稲荷

 Tさん宅を出た帰り道に、桜が満開の長良川左岸堤防を走り、ついでとばかりに国立木曽三川公園のチューリップ園や輪中の古民家館を見学、そのまたついでに海津市の御千代保(おちょぼ)稲荷まで迂回した。八幡太郎源義家の六男が、分家として森姓を名乗るにあたり千代に八千代に子孫繁栄を保つように願いを込めて義家から授かった名刀が、いまも保存収蔵されているという由緒ある神社である。商売繁盛の守り神お稲荷さんへの信仰は厚く、我が地元の甲賀市や伊賀市からも、おちょぼ稲荷まで月参りをされている方々も多い。境内の参道には屋台店がずらりと並び、参詣人は名物の串カツに舌鼓を打ちつつ談笑されている。初詣は参拝客でごった返すようだ。新名神高速道を走れば90分ほどで行ける距離なので、来週にはまた新しい耳寄り情報をお届けできると思われる。ぼくは旅行や写真なども大好きなタイプであり、長く禁足状態から抜けられなかっただけに、輪中への整体旅行は待ちに待ったチャンス到来だと喜びたい。100年前のスペイン風邪も、現代のコロナウィルスも、つまるところ3年がかりの災難だったと過去形にしたい。

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